経営者目線で見る

「日本の労働システムは腐っている!日本しね!」って思っている人,多いと思います。

 

そこで若い人にお勧めしたいのが,何事も「経営者目線で見る」ことです。

 

自分が苦労して稼いだお金で人を雇うと,労働に対する考え方が変わってきます。

 

学生時代に,小さくてもいいから起業して,自分で稼いだお金で人を雇ってみましょう。(ただしクラウドファンディングはだめ,あれは所詮,寄付。自分で汗水たらして稼いだ金じゃない)

 

ちゃんと払った給料に見合う成果を出してくれないとチョー腹が立ちます。

 

逆に,どう振る舞えば経営者に気に入られるかわかりますよね。別に社畜になれといっているわけではありません。

 

何事も「経営者目線で見る」ことで,社会でうまく立ち回ることができるのではという提案です。

 

これの正反対の思想が労働組合です。私も一介のサラリーマンですが,正直,「経営者目線で見る」習慣がついてしまうと労働組合の思想が馬鹿らしくなります。そう言いながら,去年まで職場の組合委員長してましたが(笑)

 

 

 

大手自動車メーカー、期間従業員の無期雇用を回避

 

日本を代表する企業であるトヨタやホンダなどが,労働契約法の「5年ルール」を悪用して,期間従業員の無期雇用を回避するというニュース。

 

ところで,期間従業員の人たちは,半年間のクーリングオフ期間は無給なんだろうか?派遣会社が別の仕事を斡旋する?別会社に転籍して同じ仕事をするのか?まさか雇い止めでクビはないだろうし。

 

いずれにしても,つじつま合せだよなぁ。

 

www.huffingtonpost.jp

無期雇用労働者を増やすはずの「改正労働契約法」がなぜ「5年有期雇い止め促進法」になってしまうのか

 

2013年4月施行の「改正労働契約法」で「勤続5年を越えた有期雇用労働者を無期雇用に転換できる」と決められました。しかし,実際は「有期雇用労働者を無期雇用にしたくないので,5年以内で雇い止めにする」法律になってしまいました。まさに本末転倒!有期雇用者は,だいたい4月契約1年任期なので,2018年3月末に日本じゅうで大量の雇い止めが発生します。これを「雇い止め2018年度問題」という。

 

私の研究室で雇っている実験補佐員の人が今年の12月で,5年になってしまいます。

大学のルールでは「雇い止め」。ただし,半年間のクーリングオフ期間を経れば再雇用できる。

こっちは外部資金をもらって,成果を出すべく研究しているのに,半年も休まれたら困るんだけどなぁ。すぐに替わりは見つからないし。

民主党時代の政策らしいが,どうにかならんのか(怒)

まさに改悪労働契約法だな。

河野太郎さん,お願いだから文科省になんか言ってくれないか,外務大臣だからもう無理かな?

 

*2013年の時点ですでに問題提起されている ↓

 

blogos.com

 

ソニーをダメにしたと言う声が多い出井伸之氏とはどんな経営者だったのか?

良いまとめを発見したので,保存しておく。

 

カセットテープのウォークマンが全盛だったころが中高時代。

初めて買ったステレオ(死語!)がソニーでした。

 

あの頃,ソニーは輝いていたな~。

ただ,ソニーはパナやアイワに比べて,音質は優れていたが機械的な故障は圧倒的に多かった(いわゆるソニータイマー)。

ソニーはアップルになれた」みたいな話があるけど,どうかな?

企業には寿命があるといいますが,ソニーも寿命が来たんだろうね。

 

アップルもジョブスが死んでから過去の遺産で食ってるけど,20年後はなくなってるかもね。

 

ギャラクシーそっくりのiPhone X, お盆みたいにでかいiPad Pro ,おもちゃみたいなのに馬鹿高く,しかも何もできないアップルウォッチ

 

どれも,ジョブスが生きてたら,見た瞬間にキレて開発者クビにするんじゃないの(笑)

 

matome.naver.jp

マイナー誌とノーベル賞

ネットで調べているとBBRCが数日?でアクセプトっていうのは結構あるみたいですね。

 

別件ですが,以下のような記事を発見。大隅先生のオートファジーやユビキチンの初期の研究はFEBS Lett やBBRCのようなマイナー誌に出ているんだと驚きました。

 

大隅博士は、この酵母システムを縦横無尽に駆使して、約15個のオートファジー遺伝子の単離に成功したのである(論文2)。FEBS Lettに発表した論文(2)が、事実上のノーベル賞論文であると私は思っている。A. Ciechanover教授が師匠であるA. Hershko教授らと一緒に「ユビキチンがタンパク質分解のシグナル分子である」ことを発見したノーベル賞論文は、1978年に発表されたBBRC論文である。タンパク質分解の歴史に永く刻印され続けることが約束された二つのノーベル賞論文が、FEBS LettとBBRCというマイナー誌であったことは、あまりにも斬新な発見は、当時の権威ある研究者たちに受け入れなかったことを示唆しており、これは独創性の一つの象徴であると私は思っている。

http://www.jscb.gr.jp/jscb/contribution/contribution.html?vol_id=223&no=6&id=32

BBRC, 投稿11日目でアクセプト!

 

 この研究は,実験を始めてすでに5年以上たち,そろそろどこかへ発表しなければいけない研究だった。とりあえず,できるだけ早く(できれば2017年のうち)発表したかったので,早いと噂に聞くBiochemical and Biophysical Research Communications(BBRC)誌に投稿した。

 そうしたらめでたいことに,なんと投稿11日目でアクセプト!

 論文でアクセプト(受理)を得るには,普通なら早くて3カ月,長ければ1年なんて事がある。

 BBRCはエディターがOKをだしたら,即アクセプトらしい。判断が微妙なら,査読に回すのだろうか?

 リバイスなしでアクセプトなんて初体験。

 

Dear Dr. X,

We are pleased to inform you that your manuscript referenced above has been accepted for publication in Biochemical and Biophysical Research Communications.

This paper shows that XXXX and XXXX.

Overall of high general interest and well prepared.


Many thanks for submitting your fine paper to Biochemical and Biophysical Research Communications.

With kind regards,

X X Ph.D.
Editor
Biochemical and Biophysical Research Communications