「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子供に聞かれたら、こう答えよ

gendai.ismedia.jp

少し前の記事だが,ちょっと気になったので記録する。要約は下に。

おおむね,同意。話はすごく面白い。

 

勉強して成績を上げることだけが目的になっている人は,燃え尽き易いとは思う。

 

しかし,はてブのコメント欄では

「内容は面白いんだけど、これで勉強やる気になる子は「なんで勉強しなきゃいけないか」なんて聞いてこないだろ。」という趣旨のものが多い。

 

高偏差値大学(65~)のしかも理系へ進むような子限定の話かな?

 

大多数の平均的な若者は,魔法(例えば本文にあるスマホなど)をすでに使えているし,それ以上高度な魔法を望んでいない(というか想像が出来ない)。

 

著者の略歴を見ると,東大法卒でマッキンゼー勤務,今は投資家として活躍しながら,京大で教えているらしい。

 

この人は自分自身で,実際に何か魔法を作り出したことがあるのでしょうか?

 

いわゆるコンサルタント論法のような気がしてしまうのは,あまり受験勉強が得意でなかった主のひがみでしょうかね。(笑)

 

-----------------------------------------------

・なぜ勉強はつまらないか?

みなさんは、こんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

「どうして勉強しなくちゃいけないんだろう?」
「なんで学校に行かないといけないんだろう?」
「理科や数学の知識が、社会に出てなんの役に立つんだろう?」

 

レンガを積み上げて建物をつくっている場面を想像してみてください。このとき、あらかじめ「レンガを積み上げて、家をつくろう。完成したらみんなで暮らそう」と言われていたら、それなりにやる気も出ます。

でも、なんのためにレンガを積み上げているのか、誰も教えてくれなかったとしたら、どうですか? いつ終わるかもわからず、なぜ自分がやらなきゃいけないのかも教えてもらえない。かなりつらい作業になりそうですよね。

勉強だって同じです。

みなさんは、勉強そのものが嫌いなのではありません。

勉強という、「やる意味がわからないもの」をやらされることが、嫌いなのです。


・学校では「魔法」を学んでいる

日本とアメリカを結ぶ大型旅客機の重量は、150トン以上です。そんな鉄のカタマリが空を飛ぶなんて、どう考えても「不思議なこと」ですよね?

 

馬が引っぱっているわけでもないのに、鉄のカタマリに油(ガソリン)が積んであるだけなのに、馬よりもずっと速く走る。しかも鉄は、石(鉄鉱石)からつくられている。要するに自動車って、石と油で走っているんですよ?


もしもちょんまげ姿のお侍さんがいまの日本にタイムスリップしたら、どうなるのか? 江戸時代の人から見て、いまの日本はどんな世界に映るのか?

きっと彼は、恐ろしい「妖術の国」に来てしまった、と腰を抜かすでしょう。

 

いま、みなさんがあたりまえに暮らしている21世紀は「魔法の国」だということ。

そしてみなさんは、学校という場所で「魔法の基礎」を学んでいること。

どんな大発見や大発明も、すべては学校で学ぶ知識をベースに成し遂げられてきました。国語、数学、理科、社会、そして英語。これらはすべて、みなさんがあたらしい未来をつくっていくための「魔法の基礎」なのです。

 

勉強の目的は、いい高校や大学に合格することでも、いい会社に就職することでもありません。もっと大きな、もっと輝かしい未来をつくるために、勉強しているのです。

学校は、未来と希望の工場である。そんなふうにいってもいいでしょう。