「話してもわからん」をひっくり返したある日の学長からのメール

 

note の記事から。

 

皆さんにはぜひ、この「不公平」について考えてみることをお願いしたいと思います。

 

ICUの学長、なかなかいいこと言うな。こうゆうトラブル対応的な声明のなかにも教育的な配慮を入れ込ませている。

国立大学の学長は、理系出身の研究ゴリゴリ教授が多いが、こんなことを言える人が何人いるだろうか?

 

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別の視点から付け加えておきたいことがあります。図書館は、論文執筆中の学部6卒生と大学院生には、送料大学負担で図書の貸し出しを行っています(学期中、1回、1人5冊まで)。これは、このサービスを受けられない学生からすると、不公平な対応に見えるかも知れません。ある意味では確かにそうです。皆さんにはぜひ、この「不公平」について考えてみることをお願いしたいと思います。学生全員に同じ対応をするのは財政的にも人手の面からも不可能です。大学として採った措置は、それをしないと極めて大きな不利益を蒙る人(ここでは、論文が書けなくて卒業できなくなってしまう人)にたいして特別な手当てをする、というものです。今あなたがその対象者ではなくても、ある日、あなたが、図書の貸し出しとは別のことで、そのような類の不利益を蒙りそうになったときには、大学は適切なサポート体制を整える、ということを覚えていてください。大学も市民社会と同じで、全体で支え合うという精神で運営されています。

 

こう来たか!やるなぁ!!
たしかに、日本的な「平等」って、「形式的な平等」を確保することと思われがちだけれど、全員全く同じ状態にすることが本当に「平等」なのかとか、限りあるリソースの配分・最適化とか考えるとまた違ってきますよね(この話は止まらなくなるので、書かない!!!)。
結論から言うと「減額なし」なんですが、こういう風に説明されると、納得してしまうし、たとえ多少の損をしても、もっともだ!協力したい!という気持ちになりました。とりあえずわたしはね。

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https://note.com/maoko_a/n/necd07941a275