マイナー誌とノーベル賞

ネットで調べているとBBRCが数日?でアクセプトっていうのは結構あるみたいですね。

 

別件ですが,以下のような記事を発見。大隅先生のオートファジーやユビキチンの初期の研究はFEBS Lett やBBRCのようなマイナー誌に出ているんだと驚きました。

 

大隅博士は、この酵母システムを縦横無尽に駆使して、約15個のオートファジー遺伝子の単離に成功したのである(論文2)。FEBS Lettに発表した論文(2)が、事実上のノーベル賞論文であると私は思っている。A. Ciechanover教授が師匠であるA. Hershko教授らと一緒に「ユビキチンがタンパク質分解のシグナル分子である」ことを発見したノーベル賞論文は、1978年に発表されたBBRC論文である。タンパク質分解の歴史に永く刻印され続けることが約束された二つのノーベル賞論文が、FEBS LettとBBRCというマイナー誌であったことは、あまりにも斬新な発見は、当時の権威ある研究者たちに受け入れなかったことを示唆しており、これは独創性の一つの象徴であると私は思っている。

http://www.jscb.gr.jp/jscb/contribution/contribution.html?vol_id=223&no=6&id=32